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医学科進学への期待から
医進クラスを設置

 昭和58年に新発足した岩田は、大分で初めての中高一貫校である。開学当時は男子校であったが、平成13年の男女共学化。この春で二十九期の卒業生を送り出した。
 これまでの卒業生累計3,024名のうち、東大100名、九大169名、国公立医学部医学科286名の合格者を出しており、旧帝大+東工大+一橋大+国公立医学部医学科の合計は616名。つまり5名にひとりはこうした大学に合格できる計算となる。
 このような数字でもわかるように岩田は伝統的に医学部医学科に強く、今年の国公立合格者は九大含めて6名。卒業生が100名であったから、占有率は6パーセントだ。ただし、県立高校が合同選抜であった時代はその比率はもっと高く、昨今の岩田に対しては「医学科合格者をもっと」の声が卒業生を中心に大きかった。そして、そうした期待を受けとめるかたちで平成25年度より設置されたのが、医進クラスである。
 医進クラスの編成は中3からだ。中1時点での募集は医進クラスと文理特進クラスの"くくり"。両クラスとも、IWATAコースに所属する(このほかに、岩田にはAPU・立命館コースがある。後述)。したがって、中1・2次は均質クラスで学び、中3進級前にどちらかのクラスを選択することになる。これは本人の希望と、中1・2次の定期考査および実力考査の成績によって決まる。
 中3からは、医進クラスにおいては、医の分野における本格的な実地研修が実施される。医進クラス第一期生は現高2であるから、現時点でまるまる二年間、同クラスならではの医療現場体験をしたわけだ。とくに、市内の総合病院である岡病院での研修は擬似手術をも含むものであり、貴重な体験になったという。また医進クラスにおいては、英語ディベートや医系小論文も課せられる。
 一方、文理特進クラスは、自分の適性は文系にある、あるいは理系でも医学は視野にないという生徒のためのクラスであり、豊富なガイダンスや企業セミナーなども実施。医進クラス同様、自分の本当にやりたいことや自分自身の適性を見極めるためのプログラムが用意される。とくに法曹界を目指す生徒には、高校期間より独自のバックアップを行っている。文理特進クラスは、高2進級時点で理系特進クラスと文系特進クラスに分かれるが、その時点で、所属する生徒たちは、ある程度明確な将来のターゲットを設定していく。

さらに
「勉強できる学校」へ

 岩田は開学時、一貫教育の合理性を強く打ち出した。すなわち、@5年間で中高内容を終わらせ、高校期間の最後の一年は大学受験対策に専念する、A中高内容を一度"シャッフルして"一番わかりやすい教え方・学び方を施す、B中学期間は、とくに英数に力を入れるというものである。
 むろん「授業力」も岩田の伝統的美点だ。少人数の学校ということもあり、教員が生徒一人ひとりの性格や学力特性を知悉。それをベースに一人ひとりの表情を見ながらの授業が行われ、「よくわかる、おもしろい」授業を実現している。
 今年度からは、中1・2次でも英数で習熟度別授業が取り入れられ、7限補習も週四日必須となった。また居残り自習については、夜8時まで大講義室を開放。夏には、卒業生チューターが付く「真夏の寺子舎」が設定される。岩田は現在、「いくらでも勉強できる」体制となっている。
 
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